リラクゼーション業界の実は11<人手不足>
いつもお読みいただきありがとうございます^ ^
大変暑い日が続いておりますね(^^;;
そろそろ繁忙期を迎えるリラクゼーション業界。
今回はリラクゼーション業界全体の「人手不足」について書きたいと思います。
慢性的な人手不足
実はリラクゼーション業界全体として、以前から大変な人手不足が続いています。
だいたいどこのお店も、スタッフ数が足りていません(^^;;
色々な人から話を聞くと、整骨院なども慢性的な人手不足だそうです。
人手不足が続くとどういうことになるかと言うと、既存のスタッフにかかる負担が増えたり、お客様を逃すことが多くなってきます。
そうなると全体として売上が落ち、スタッフ数が少ないことからお断りすることも多くなり、常連のお客様も遠のき、さらに売上が落ちていくという悪循環に陥ったり、
さらには既存のスタッフも負担が続き、やむなく退職する、というケースも増えてきます。
人手不足の原因⑴店舗数の多さ
リラクゼーションサロンも整骨院もそうですが、都心部にはかなりの数の店舗があります。
新規のお店もたくさんオープンしますし、その逆に閉店したり、オーナーや名前、業態を変えて再オープンするお店もたくさんあります。
本当に数え切れないほどお店がありますので、
働くセラピストは分散されます。
みなさん、それなりに自分に都合のいい条件(通いやすさ、など)のお店にたどり着きますので、
求人を出しても応募がない、ということも多々あります。
人手不足の原因⑵働きやすさ
やはりみなさん、働きやすいところで働きたいですよね。
完全に自分の都合のいい職場なんて、どんな業界においてもないと思いますが、
少しでも快適な環境で働く、というのは仕事を続けていく上で大事なことです。
例えば、面接で言われた条件と実際の条件が違った、とか、長く続けられない環境だった、などがあれば続けていくことができません。
以前、リラクゼーション業界の実は④<離職率> - セラピストの日常で書いたように、
リラクゼーション業界から離れていくセラピストというのは相当数います。
身体を使う仕事ですので、思った以上に大変だったり、生活ができないような給料のお店もたくさんあります。
これは整骨院も含め、リラクゼーション業界全体としての問題で、なかなか一人で解決できる問題ではありません。
価格競争もありますし、店舗が多いこともありますが、お客様もスタッフも取り合いの状態が続いています。
その中でお店も生き残りをかけて、スタッフが働く条件を厳しくしてしまっているところも多くあります。
これでは悪循環ですよね(^^;;
この人手不足はなかなか解消できないな、と実感しています。
リラクゼーションサロンを続けていくには
悲しいことに、人手不足で働く人もいない、売上も落ちる、ということで、閉店するお店はたくさんあります。
逃したお客様はなかなか帰ってきてはくれません。
また、求人をかけても応募がないお店だと、スタッフの数も今後見込めないでしょう。
そうであるならば、既存のスタッフを大切にし(働きやすい職場にする)、来ていただけるお客様も通いやすくなるよう大切にするお店にするべきだと思います。
多くのベッドを置いて、単価を下げ過ぎてしまうのは、やはりかなりの負担だと思います。
それだけ多くのスタッフを雇わなければいけないし、お客様もたくさん呼び込まなければお店はやっていけません。
少しでも綻びがあると、スタッフに負担をかけるか、赤字を出しつづけるしかありません。
人が集まるところ、とどまるところにはスタッフもお客様も自然と集まって来ます。
最終的にはオーナーのお店に対する哲学、経営方針や働くスタッフの気持ちが一番大事ではないかと思います。
逆に言えば、セラピストはどこのお店でもほぼ即戦力になれます。
これが良いことか悪いことかは人それぞれだと思いますが、自身の成長にも繋がると思います。
経験して全く無駄なことはないと私は思いますが、絶対に無理は禁物ですので、最良の判断をしてお勤めくださいね^ ^
月と六ペンス
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