セラピストの日常

リラクゼーションサロンで働く、一セラピストの雑文です。

リラクゼーション業界の実は④<離職率>

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あまり語られることのない題材を選んでみました。

セラピストの離職率についてです。
リラクゼーションサロンに通われるお客様で、
気に入ったスタッフさんが気がつくと居なくなっている、という経験をされたことがある方も多いかと思います。
私自身、お客様に聞かれることでもあります。
「やっぱり入れ替わり激しいですか?」
いつもなんと答えて良いか迷いますが……
ここでは率直に書きたいと思います。
 
お店によってもちろん違いますが、
私の経験や状況を見て私見で概算すると、
1年ほどの勤務で離職率は50〜60%、
3年勤務で見ると、90%近くが離職していきます。
3年いれば、スタッフはほとんど入れ替わるのです。
ものすごく高くないでしょうか?
私もこの業界に入ってすぐ上の方が抜けたり、後から入ったスタッフが辞めていったり……
という状況を目まぐるしく経験し、衝撃を受けました。
今は違う店舗にいますが、状況はどうかというと、そう変わりません。
どこのお店でも目まぐるしくスタッフが変わっていきます。
そうではないお店ももちろんあるかと思いますが、
お客様からのお話を聞いていると、どこのお店も同じような状況のようです。
 
未経験でこの業界に入ったセラピストと
経験があるセラピストでは、離職の理由は違います。
結婚、妊娠、などの理由を除くと、
未経験の方が離職する理由は、やはり「理想と現実のギャップ」が圧倒的に多いです。
大半が違う業界からの転職者で構成されているリラクゼーション業界は、
前職からの思った以上のギャップ(労働時間、お給料や手当、保障など)や、
体力面で不安を抱えるスタッフが多くいます。
良いお店でスタートを切ることができ、セラピストというお仕事に前向きになれれば良いですが、
多くの場合は、リラクゼーション業界から離れていってしまいます。
 
経験者の場合、大きな理由がなければ業界を変える転職はあまりありませんが、
店舗を変える理由とすれば、
もっと良い条件のところ、もっと自分に合うところを探す傾向にあります。
経験するにつれてやりたいことも変わっていきますので、それに応じてステップアップをしたいという方が多いかと思います。
また、入ったお店が想像以上に暇で生活できない、ということもあります。
そうなると、泣く泣く違うお店を探さざるをえないという状況になります。
 
ここまでは「セラピスト側」の理由を挙げてきました。
しかし、私は離職率が高い原因はセラピスト側だけの問題なのかな?と思います。
誰しもすぐにお店を変える、という選択肢は取りたくないのではないでしょうか。
私も出来れば短期間でお店を変えたり、履歴書に職歴だけを増やしていくのは嫌だ、と思っています。
「そこでは続けられない理由」があって辞めてしまうのであれば、
セラピスト側だけの問題ではないのではないかな、と考えています。
 
お店としてみた場合、
スタッフが変わることはお店にも負担になります。
研修をしたり、業務を教えたり……
という作業を繰り返さなければなりません。
また、スタッフが変わることでお客様も変わります。
常連様の足が遠のいたり、客数自体に変動があることも多々あります。
私は、スタッフが安定することが一番お店にとっては利益をもたらす、と思っているので、
現在のような多くのお店の状況は、とても心苦しく思っています。
 
人を癒す仕事だからこそ、働く人は財産だと思います。
多くのセラピストがこのお仕事に誇りを持つことができ、続けていけることこそが大事だと私は思っています。
 
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