セラピストを続けていく上で大事なこと
いつもお読みいただき、誠にありがとうございます^ ^
今回は「セラピストを続けていく上で大事なこと」を私目線ですが書いていきたいと思います。
私事ですが、今年でセラピストという職業に従事し、5年目を迎えました。
初めてスクールに通い始めたのは、もう10年以上も前になります。
5年を長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれではありますが、お客様にお伝えすると「ベテランですね。」と言われることが多くあります。
もっと長く続けられている方にしてみれば5年なんぞはひよっこですが笑、お客様の感覚では「長い」ようです。
なぜかといえば、やはり入れ替わりが激しい業界というのをお客様がご存知だからです。
「お気に入りの人が居たのに、みんな少しすると辞めてしまう」と本当に多くの方が仰ってます^^;
辞めてしまう理由は、以前のエントリー(リラクゼーション業界の実は④<離職率> - セラピストの日常)でも書かせていただいた通りですが、セラピストという仕事自体を辞めてしまう方もかなりの数でいらっしゃいます。
それぞれで理由は様々ですが、業界の現状として長く続けていくのが少し難しいというのが実情です。
その中で、どのようにして長く続けていくか、というのはとても重要なポイントです。
以下、私が大事にしていることです^ ^
1.自分のケアが一番重要。
これが何よりも大事です。
「心身のケア」というサービスを提供するセラピストは、自分のことは横に置いておいてお客様に尽くしてしまうことが多々あります。
もちろんそれは大事なことですが、それでご自身の心身の状態が悪くなってしまっては全く意味がありません。
ご自身がお客様の立場で、体調が悪いセラピストや心の状態が芳しくないセラピストにケアしていただきたいと思うかどうか、と一度考えてみてはいかがでしょうか。
少なくとも私は、そのような状態のセラピストに無理をしていただきたくない、と感じます。
私もこの業界に入り、頑張り過ぎてしまい、大きく体調を崩してしまうことが何度かありました。
お客様の前では気丈に振る舞って居ても、分かる方には伝わってしまいます。
その時はよく「体調悪そうだね。大丈夫?」とケアに来ていただいたお客様に逆にご心配をかけてしまいました。
このような状態になってしまうことが一番ダメだと思います。
このような状態になってしまうと、セラピストという仕事を続けることが苦になって来ます。
ご自身が無理してシフトを入れていないか、予約を無理して入れていないか、今のご自身の体や心の状態は良好かどうか、など、常に自分の心身の状態に気を配ることが一番重要です。
そして、自分なりの対処法を必ず見つけることが大事です。
必ず誰にでも限界はあります。
限界を知ること、我慢せずに周りに伝えることなどが重要です。
お店やお客様に迷惑をかけたくない、お給料に響く、という問題もありますが、健康であれば取り戻せます。
セラピストを長く続けていきたいのであればなおさら、無理は禁物です。
まずは自分のことを大事にしてあげてください。
2.自分のブレない「芯」を持ち続けること
どんなお仕事でも一緒かと思いますが、
セラピストとしての「芯」は変えてはいけないと思います。
働く期間が長くなっていくと、初心を忘れてしまいますよね。
もちろん現場を知り、考え方を柔軟に変えていかなければならないこと、合わせていかなければならないことはたくさんあります。
理想だけではどんな仕事も続けてはいけません。
しかしセラピスト個人として大事にしたいことや、お客様に対する姿勢や理念はしっかりとお持ちになっていた方が、お客様の信頼に繋がると思います。
その部分がブレてしまうと、この仕事を続けていく意味が失われていきます。
キャリアや環境とともにご自身が求めるものや理想は変わっていくと思いますが、根本的な「想い」や「考え」を変える必要はないと思います。
3.勉強を怠らないこと
セラピストという仕事は、いわば「専門職」であり「技術職」です。
国家資格は必要なくとも、お客様の身体に直接アプローチしていくという仕事ですので、身体に関することや病気・怪我に関することを最低限知っておく必要があります。
(技術だけあれば出来てしまうお仕事でもありますが、私の考えとしては最低限知っておかなければ施術するのが怖いと思ってしまいます。)
そして身体や健康に関わる研究や情報は絶えず新しくなっていきます。
一昔前の考え方では現代のお客様の身体に対応していくことが難しくなっていきます。
また、世界中には様々なトリートメント方法があります。
マッサージの方法一つにしても、多種多様。
アプローチ方法もそれぞれ違いますし、考え方も違います。
どれが正しい方法や考え方だ、というものではなく、自身の幅を広げていくことはとても重要だと思います。
知識や技術の幅が広がることで、対応できるお客様の幅にも広がりが出来てきます。
またご自身に合った方法や知識を身につけることで、仕事が良い意味で楽になってくると思います。
私自身、まだまだセラピストとしての歩みの途中であり、技術や接客、知識もまだまだですが、この仕事は終わりがないお仕事だと思います。
そういう意味ではとてもやりがいのあるお仕事だと感じています。
日々成長^ ^
私自身、長くセラピストを続けていられるよう努力していきたいと思います!
月と六ペンス