セラピストの日常

リラクゼーションサロンで働く、一セラピストの雑文です。

男性セラピストの需要②

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
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詳しくは下記エントリーをお読みください。
業務委託セラピスト向けセミナー⑴業務委託セラピストのいろは - セラピストの日常
業務委託セラピスト向けセミナー⑵セラピストの確定申告 - セラピストの日常

 

以前のエントリー(男性セラピストの需要 - セラピストの日常)で書かせていただきましたが、

男性セラピストの数は、以前にも増して次第に増えてきてるように思います。

(もちろん昔からいらっしゃらなかったわけではないですが。)

ここでまた掘り下げて書いていきたいと思います^ ^

 

男性セラピスト増加の理由①

その理由としては、一つはセラピストが職業として認知されてきたことが上げられます。

リラクゼーションサロンが街中にあふれ、

気軽にリラクゼーションセラピストという職業に触れる機会が増え、興味を持たれた方が多くいらっしゃるように思います。

お客様とお話をしていても、セラピストになることを真剣に考えておられる方もいらっしゃいますね^ ^

手に職というのも、女性だけではなく、男性にも魅力的になってきたようです。

 

男性セラピスト増加の理由②

二つ目の理由としては、整骨院鍼灸院からリラクゼーションへの移行」というのが挙げられます。

男性セラピストに関して言えば、施術者としてのキャリアはリラクゼーションセラピストとしてだけ、という方より、

整骨院で働いていてリラクゼーションサロンに移ってきた、という方の方が圧倒的に多いです。

今まで私が職場で出会った男性セラピストのほとんどが、資格の有無にかかわらず、以前は整骨院で働いていた、という方でした。

 

リラクゼーション業界の実は⑧<資格⑵> - セラピストの日常でも書かせていただいたように、

整骨院鍼灸院で働き、施術するには国家資格が必要です。

しかし国家資格取得前の学生さんなどを見習いや助手として雇い、施術の補助をしてもらう、というケースは多くあります。

現在では整骨院への不正の追及や監視の目が厳しくなり、資格を持っていない方は雇わないという整骨院も増えてきています。

助手として雇っていた無資格の方を辞めさせてしまうケースもあるようです。

しかし整骨院も近年急激に増加していて、整骨院自体が生き残りにかけて、以前にも増して競争が激しくなってきています。

整骨院は拘束時間も長いですし、開業しないと儲からないとまで言われています^^;

(十分なお給料・待遇のところもあるかと思いますが、一般的なお話です。)

また、整骨院鍼灸院であっても、施術内容は限られていたり、クライアントにとってはリラクゼーションの方が魅力的だと感じる施術者も多いようです。

 

国家資格を取得するまでには多額の費用とそれなりの歳月がかかりますし、

整骨院自体が厳しい競争の中にあります。

雇われとしての立場でも、今後開業をかんがえられている立場でも、

整骨院よりもリラクゼーションで施術する方が未来がある、と考えている男性セラピストも多いようです。

 

リラクゼーションでの男性セラピストの需要

 それでは実際、リラクゼーションでの男性セラピストの需要がどのようなものなのか、と言えば、

現状ではまだまだリラクゼーション業界においては厳しい状況と言えるかもしれません。

約一年前に、男性セラピストの需要 - セラピストの日常の記事を書いたのですが、

この時点では男性セラピスト在籍を売りにしたお店が続々と出てきていたのです。

なのでもう少し需要が増えてくるかなーと思っていたのですが、

最近は厳しい状況のようです。

男性セラピストの数は実感として増えてきていると思うのですが、それに需要が追いついていない状態です。

 

男性セラピストは不利?

お客様のお声などを聞いていると、男性セラピストに対する先入観などがある方もいらっしゃいますが、

多くの方は男性のお客様、女性のお客様問わず、過去に男性の施術者にあたり、多少なりと嫌な経験をした、という方が大半でした。

お客様に色々と話を聞く中で、びっくりするような内容のものもあり^^;

男性セラピストが増えてきたこともあるのでしょうか?

 

私が普段接する男性セラピストのほとんどは、接客・施術共にかなり気を遣っているセラピストばかりです。

男性セラピストはお客様に不快な思いをさせないよう、女性セラピスト以上に気を遣わなければいけないことも多いです。

しかし過去に嫌な思いを経験された方にとっては、どんなセラピストであっても安心させるのは至難の技ですよね^^;

また最近では、男性セラピスト(多くが整体の施術をされている方ですが)が、わいせつ容疑で逮捕される、というニュースも多くなってまいりました。

(真偽の程は不明ですが、お客様に不快な思いをさせてしまったのは事実かと思われます……。)

 

以前に記事を書いた時に男性セラピスト在籍を売りにしていたお店も、今ではその謳い文句を外しているお店もあり……。

(理由は不明です。もしかすると人手不足などもあるのかもしれません。)

リラクゼーション業界で働く男性セラピストは、今まで以上に気を遣って仕事をしなければならない状況かと思います。

もちろん多くのお店で男性セラピストが活躍しており、信頼を得ている方も多数いらっしゃいます。

身近で一緒に働くスタッフとして、男性セラピストがどれだけ気を遣っているかも存じ上げているので、何とも心苦しい状況です^^;

もちろん、お客様に不快な思いをさせないというのはセラピストの性別関係なく、注意して施術・接客していかなければならないことです。

ただ、まだまだ女性セラピストが圧倒的に多い中で、たまたまあたった男性セラピストで何か嫌な思いをされた場合、お客様はどうしても「男性のセラピストはダメだ。合わない。」と思ってしまわれるかと思います。

 

男性セラピストがより活躍するためには

男性セラピストがリラクゼーション業界で活躍していくためには、気をつけなければならないことが多々あります。

 

  1. 接客は思っている以上に丁寧に。
  2. 施術は細心の注意を払って。
  3. お声掛けを積極的に行なう。

 

これが大まかなポイントかと思います。

特に整骨院など治療を専門とした所で行う患者さんに対する接客と、リラクゼーションでお客様に対する接客は違うと私は感じています。

お客様の見る目も違うでしょうし、求めるものも多少なりと違うと思います。

もちろん店舗の傾向や売りによって接客の仕方も変わってきますが、

接客は丁寧に行なうことにデメリットはないように思います。

言葉遣いや喋り方一つで印象は良くなりますし、逆に悪くもなります。

男性セラピストが一番気をつけなければならないところかと思います。

また、一般的に女性の方が男性よりも色々なところに配慮できる、ということが言われていますが、タオルのかけ方やお客様の身体を動かす時などの動かし方、なども気をつけなければなりません。

(これは女性セラピストでも同じです。)

 

施術に関して特に注意することは、手の位置や施術時の身体の位置です。

自身の身体がお客様に密着しすぎても不快に思われる方もいらっしゃいますし、際どいところに手を置かれたりするのも嫌だと思われる方も多いです。

施術に真剣に熱中してしまうと、このような細かいところに気が行かなくなってしまいますが、細心の注意を払わなければいけません。

男性セラピストの方々は重々承知のことかと思いますが、自身が出来ている、と思っていることと、お客様が感じることには差があります。

あくまでもお客様がどう感じるか、の方が大事です^ ^

 

最後に「お声掛け」は最も重要かと思います。

特に男性セラピストに対してマイナスなイメージがある方や、初めてご来店されて方などには積極的にお声掛けを行ない、心を和ませる、というのが重要です。

初めて行くお店や、体験したことのないメニューを受ける時など、誰でも不安ですよね?

私はリラクゼーションだから、施術中会話をしない方がいい、とは思いません。

お客様の性格やご要望を知りたいですし、少しでも心を開いていただけると施術がしやすくなります^ ^

「寝たい!」というお客様には頻繁なお声掛けは不要ですが、気持ちよく寝ていただくためにも最初は軽く会話はする方がいいかな、と思います。

安心していただく、というのが一番の目的です。

お話できそうな方には、お身体のお話だったり、圧の強さ加減であったり、態勢がしんどくないか、部屋の温度は適温かなどのお声掛けを行ない、施術すると安心してくださるように思います。

もちろんセラピスト全体としてお声掛けは重要ですが、特に男性セラピストは無言で施術するより、適度な会話でお客様の心を和ませるとより信頼感に繋がると思います。

 

長々と書いてしまいましたが、少しでもお役にたてましたら幸いです^ ^

 

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