セラピストの日常

リラクゼーションサロンで働く、一セラピストの雑文です。

セラピストとしての心構え

いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
業務委託セラピスト向けのセミナー、
2017年4月6日(木)、大阪市中崎町にて開催決定!
参加者募集中です^ ^

詳しくは下記エントリーをお読みください。
⑴業務委託セラピストのいろは http://tomoe283.hatenablog.com/entry/2017/03/07/132809

⑵セラピストの確定申告

http://tomoe283.hatenablog.com/entry/2017/03/07/140627

 

セラピストとして仕事をしていく上で

みなさん、理想や希望はお持ちだと思います。
もちろん働く前と後でそれは変わっていくものだとも思います。
私は「たくさんの人を自分の力で癒せたらなぁ」と働く前も今も思っています。
でも決定的に変わったことは、
「セラピストとしての限界」を知ったことです。
 
働く前や、この仕事を始めたばかりの頃は、
お客様視点というよりは、
自分の考えや習ったことを中心に手技を行い、接客していたと思います。
もちろん「お客様のことを考えて」行っていたことです。
習った内容や勉強したことが全てで、
どんなお客様に対しても一般的に正しいことを押し付けていたように思います。
ある程度結果を出すことはできますが、
それはお客様にはとても伝わりにくいものです。
お客様の求めるものは、一律ではありません。
「痛みを軽減したい」という方もいらっしゃれば、
「寝たい」という方もいらっしゃいます。
全く時間がない中で、少しでも!とご来店される方もいらっしゃいます。
それぞれのお客様が、それぞれの背景を抱えていらっしゃいます。
その中で、私の教わったことや私の理想は、
時として「おせっかい」になることがあります。
アドバイスした内容が一般的な内容だとしても、実質的に行えない方には無理難題です。
それはとても良いセラピストとは言えない。
「自分の手でお客様の身体を変えよう!」
なんておこがましいことだ、と思い至りました。
毎日毎日、難しいことばかりで、悩むことも多々あります。
続ければ続けるほど、迷うことも多くなります。
「固まった筋肉をまっさらな状態に戻す!」なんて、計り知れないぐらい難しいことだと実感しています。
 
しかしその中で、
「お客様の身体を変えるなんてことは出来ないけれど、
お客様の悩みに少しでも寄り添うことは出来る。」
と考えるようになりました。
リラクゼーションを受けた後1日楽だった状態がさらに1日でも伸びるように。
気持ちが少しでも晴れるように。
少しでもお役に立てればそれだけですごいことではないのか?
と思うようになりました。
 
お医者さんでもなければ、
カウンセラーでもない。
治療なんて出来ない。
でもだからこそ、身近に感じられるお姉さん、として活動しようと考えています。
そういう意味では、
「セラピストとしての限界」を実感したことは、私の中ではとてもプラスの経験でした。
「寄り添えるセラピスト」として、
色々な方の身近に居られれば、
というのが私のセラピストとしての心構えです^ ^