セラピストの日常

リラクゼーションサロンで働く、一セラピストの雑文です。

セラピストとして大変なこと

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます^ ^
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毎日施術、業務に当たっていて、

お客様から「この仕事は大変でしょう?」
と聞かれることが多々あります。
 
「大変かなぁ?他の仕事も大変だと思うけど。」
と私なんかは思います。
 
デスクワークにはデスクワークの方の
外回りの方には外回りの方の
立ち仕事の方には立ち仕事の方の
力仕事の方には力仕事の方の
それぞれの大変さがあると思います。
慣れてくるとどの仕事も耐性ができる。
セラピストの仕事も同じだと思います。
学生時代、色々アルバイトをしましたが、
どの仕事もすごーーーく大変でした。
他の仕事と比べると楽な面もあるし、
その反面、どの仕事にも大変なところもありました。
 
それではセラピストの仕事特有の大変さとは何でしょう。
それは「お客様の疲れをもらう」ということです。
これはセラピストの中でも分かれるところです。
お客様から疲れをもらわないセラピストもいます。
と言うより、
セラピストではない方にとっては
とても分かりづらい大変さ、だと思います。笑
 
リラクゼーションに来られる方は、色々な面でお疲れを抱えていらっしゃいます。
身体が疲れてる、○○が痛い、だるい、
気持ちが疲れてる、精神的にしんどい、
などなどお客様にとって症状はそれぞれ。
少しでもその苦しさを癒してほしい、
解放してほしい、
と願っています。
 
セラピストは直接お客様の身体に触れます。
ほぐし(ボディケア)ではお洋服の上ではありますが、
アロマやリフレクソロジーでは直にお身体に触れます。
「誰かに身体を触れられる」ということで安心することはありませんか?
身体が弱っている時や寂しい時、不安な時、
手を添えられるだけで、
ちょっと楽になったりしたことはありませんか?
この時、人は自分の抱えているものを放出するのだと思います。
誰かにうつる、とでも言いましょうか。
また、何かを抱えている時、
誰かに話を聞いてもらっているだけで、
楽になったりしませんか?
その時、抱えているものを外に発散させているのだと私は思います。
セラピストは直にお客様の身体に触れることで、
お客様の疲れを直接的に癒すだけではなく、
お客様から疲れを発散させているのだと思います。
長時間お客様に触れると、それがセラピストにも影響してきます。
これが「疲れをもらう」という状態。
目には見えないものなので、
なかなか分かりづらく、
しんどさが伝わりづらいものではありますが、
セラピストの中では「あるある」の部類に入ります。
疲れをもらってしまうセラピストには、感受性が強い方に多いかもしれません。
多くを受け取ってしまうのですね。
 
セラピストの中には
お客様がしんどい箇所が同じようにしんどくなるセラピストもいらっしゃいます。
また、何だか身体がだるくなったり、気持ちが落ち込んでしまうセラピストもいます。
私はどちらものパターンです。笑
これはなかなか対処が難しい。
自分では制御ができません。
そして、セラピストの仕事としては、
お客様に少しでも楽になっていただけるのが第一なので、
自分が疲れをもらってしまうということは、仕事を成し遂げたとも言えるのかもしれない。
そう考えるとなかなか複雑。。。
1日に何人も施術をしていると、
グッタリしてしまう日もあります。
 
セラピストそれぞれに対処法があるのですが、
塩をなめるセラピストもいたり、
手を施術毎に綺麗に洗って清めるセラピストもいます。
私は時間に余裕があれば、外の空気を吸いに行ったりします。
常に精神、身体共にフラットな状態を心がけてはいますが、、、
私にとっては「疲れをもらってしまう」ということがセラピストとしてとても大変なことだと思います。
 
それでもお客様が少しでも楽になっていただけて、それを実感できると
どんな辛さも吹き飛んでしまう、
とても不思議な仕事です^ ^